リーダーシップは関係性!?

はじめてリーダーになった時、
部下やメンバーを持つ役職ある立場になった時、
どう取り組めば良いか、何から始めてゆけば良いか、
誰しも悩むことはありませんか。

「新しい役割を遂行する知識や能力が本当に自分にあるのだろうか」
「新しい部下が自分を信じてついてきてくれるのだろうか」
「新しいチームとしての成果を出すことができるのだろうか」

などの不安、あなただったらどうしますか?

リーダーシップ論で著名なクーゼスとポズナーは、
その著書「リーダーシップチャレンジ」で、

「リーダーシップは関係である」と伝えています。

他者との関係性なきところに、リーダーシップは存在しない。
他者とまず適切な関係を築くことでリーダーシップを発揮できる、ということ。

要は、他者との関係づくりから始める、ということ。
ただ、それには、ちょっとしたコツがあります。

例えば、最初の1ヶ月、あなたとメンバーとの会話から、
役割や役職名を一旦封印すること、です。

「俺はリーダーとして・・・この件はこう思うな。」
「私はリーダーなんだから、この程度のことはしないと・・・」
「リーダーの私ときみたちとの間では、・・・が違うのかな」

などの会話はNG!
(文中のリーダーを役職名(部長、課長など)に変えても同じ)

相手と同じ目線で、
一人のメンバーとして、一人のチームメイトとして、1ヶ月は関わるのです。

えっ?それって今までと何も変わらないじゃないか?立場がリーダーなのにおかしくないか?と思われるかもしれません。

でも、大丈夫です。時間経過とともに、周囲が関わりやすい距離感が生まれ、あなたも気負いがなくなることが狙いです。

逆に、あなたが役割や役職を言葉にすることで、
あらためてあなたの立場を意識させ、あなたと周囲の上下の役割による
距離が生まれてしまいます。それは良質な関係性とはいえません。

良質な関係性は、役割や立場にとらわれず、
自他を分離せず、他者と一体となり、共感することにあります。

さらに、あえて役職を言葉にせず、
あなたがフランクに関わり、相手に話し続けることで、
あなたの自身の気負いも消え、不安もいつのまにか、消えるかもしれません。

リーダーシップは関係性から・・そのために、まずあなたの会話から
役割や役職名、立場からくる言葉、それらを一旦封印すること。

もし、あなたがリーダーシップに悩んだら、まずここからはじめてみませんか。