当ブログについて
〜対話、リーダーシップ〜
組織開発やチームマネージメントにおける「対話」「リーダーシップ」は頻出キーワード。当ブログでは、ビジネス現場における「対話」や「リーダーシップ」に関して、その気づきや雑感などを西邑独自の視点で書きます。
言うまでもありませんが、社会には「他者」の存在があり、他者の関わりは欠かせません。あなたと「他者」が自然に意見を共有し、チームや組織の目標・成果に向けてあなたが「他者」へ適切な影響力を与え続けるために、どうすれば良いのか、一緒に考えてゆきませんか。
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対話の目的は、物事の分析ではなく、議論に勝つことでも意見を交換することでもない。いわば、あなたの意見を目の前に掲げて、それを見ることなのである。さまざまな人の意見に耳を傾け、それを掲げて、どんな意味なのかよく見ることなのだ。
(ダイアローグ / デヴィド・ボーム著より)
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社会構成主義の基礎的な考えはとてもシンプルなようでいて、非常に奥深くもあります。私たちが「現実だ」と思っていることはすべて「社会で構成されたもの」です。もっとドラマチックに表現するとしたら、そこにいる人たちが、「そうだ」と「合意」して初めて、それは「リアルになる」のです。
(現実はいつも対話から生まれる / ケネス・J・ガーゲン著より)
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対話とは、権限や立場と関係なく誰にでも、自分の中に相手を見出すこと、相手の中に自分を見出すことで、双方向にお互いを受け入れ合ってゆくことを意味します。少し面倒でナイーブな話に思えるでしょうか。しかしこの問題こそが、私たちが実際に直面している「適応課題」の困難さなのです。
(他者と働く「わかりあえなさ」から始める組織論 / 宇田川元一著より)